(名手)丹生神社
紀の川市那賀町名手下

交通案内
阪和線  天王寺→和歌山 (60分820円)
和歌山線 和歌山→西笠田 北北西へ3km



祭神
丹生都比売命
配神 須佐男命、品陀別命、息長帯姫命、帯仲比古命、伊邪那岐命、伊邪那美命、大物主命、大山祇命、事代主命、市杵島姫命、高野御子神、菅原道真、金山比古命、大地主命


由緒
 紀北開拓の祖神丹生明神垂迹の地とされている。神社の創立年代は詳らかではない。


お姿
 鐘楼を持つ神社である。古伝によれば元来三社の御殿があり境内社も祀られていた様子であるが、合祀により現在の如く本社一社のみの状態となったものと考えられる。
 社殿の背後は山であり、大樹が多い。高野巻と檜が目立つ。巨木がある。



お祭り
 4月 3日 籾神餞
10月15日 例祭

紀伊續風土記 巻之三十四 那賀郡 名手荘 穴伏村から
○名手大明神社  境内 東西四町 南北二町

祀神  丹生明神 方六尺七寸  狩場明神 同  八幡宮 同
    摂社 衣比須 荒 神  天 神  相殿 一間半 五尺三寸
拝 殿 二間十二間  神楽殿  御供所
大師堂 仮堂  阿弥陀堂 仮堂  鐘 楼

村の西にあり 名手ノ荘十一箇村の産土神なり
古社頭荘厳なりしに天正の兵火に罹りて神宝舊記まで皆焼亡す 今に尚堂塔の礎石の残りたるあり 鳥居ノ額八幡宮と書す 慶安元年賜ふ所といふ里人相伝へて 神宮皇后筑紫より御凱旋の時此地に蹕を駐め給ふといふ 按するに此荘の産土神丹生高野の二神を主とするに似たれとも鳥居の額八幡宮と書す時は此地 聖駕駐蹕の地なるを以て八幡宮を祭るも亦著き故に額は八幡宮を主とせしなるへし
祭礼 六月晦日は能執行あり 役者に和州天の川より来る 又八月十五日は流鏑馬并馬数は大抵百騎許今は其半を減すといふ
神主 林氏あり
   別当  神宮寺 応神山清浄混合院
氏神の境内にあり 具言宗古義勧修寺未なり

丹生都姫伝承
紀の国 古代史街道
神奈備にようこそに戻る
inserted by FC2 system