丹生神社(にゅう)
滋賀県伊香郡余呉町下丹生1087  ゼンリン

交通案内
JR 余呉駅 東北3km

祭神
神、丹生都姫命

摂社
蛭子神社「事代主命」
稲荷神社「宇迦御魂命」
丹生明神社
野神

由緒
  創建は天平宝字八(764)年で、もとは丹保高山の麓の字「神楽野」に鎮座していたが、洪水のため、貞観十二(870)年氏子集落とともに900m北の現在地へ遷座したと云う。
 寛文七(1667)年の棟札には「丹生明神宮」とある。
 中の郷から丹生川沿いの道筋に「山王」の小祠が残っていた。比叡山の影響下にあった地域であろうか。 丹生神社は高野山真言宗の進出に伴う場合が多いが、この丹生の谷は比叡山天台宗が先回りしたのかも知れない。

山王小祠





お姿
  鬱蒼とした杜の中に鎮座、瓦葺きである。境内の片隅に釣り鐘が残っている。高山寺と言う別当寺があったそうだ。
 この地域一帯は祭りの赤土で見るように、古代からの朱砂の産地であった。

鳥居


本殿と拝殿



お祭り
  1月 7日 丹保高山から赤土を取り、丹生川の清水を汲んで神前に供えた後、それらを混ぜて神主・氏子の額に神印を押し、息災安穏を祈願する。

1月 2日 1日間 おこない(花頭神事(男頭))
 1月 6日 1日間 おこない(花頭神事(女頭))
1月13日 1日間 火祭立
1月13日 3日間 おこない(大頭)
4月 3日 1日間 例祭(春祭)
7月 日 1日間 上旬 虫送祭
8月23日 1日間 野神祭



日本の神々5 白水社、古代の朱(松田壽男氏)学生社、青銅の神の足跡(谷川健一氏)小学

丹生都姫伝承
神奈備にようこそ
inserted by FC2 system