真玉御嶽・真玉神社
沖縄県宮古島市平良字西仲宗根 地図

拝殿前


交通
人頭税石の南数拾米


祭神
男女神かねとのまつ免か(御嶽由来記)
ウンキヌス(運気主) ユーヌカン(世=豊穣の神) 水ヌ主(竜宮の神) 子宝の神


由緒
昔、御嶽内には井戸(泉)があって、またガマ(洞窟)があり、気立ての優しい夫婦が住んでいた。神として祀られている。
 また宮古で初めて潮水でアイズゥ(和物)を作った神として祀られている。
 『御嶽由来記』は真玉御嶽の祭神を「男女かねとのまつ免か」と伝え、貧しい夫婦であったが、ふだん怠りなく精進し朝夕天道を拝していたので神徳が降り子孫繁盛し富貴の身となった。夫婦とも白髪の翁となるまで天道を祈り天寿を全うしたので死後真玉山に葬り御嶽を仕立て神と崇めた。子孫繁栄の神として崇敬されていると伝えている。
 今日でも子宝の神として、また人の運気を司リユー(世=豊穣)を授ける神・航海安全の神として祀られている。

御嶽入口


 

たたずまい
 本殿の背後に御嶽の森がある。イスノキ、ガジュマル、クバなどが密集。
 かっては御嶽の前面南西側は平良港と荷川取漁港に挟まれた海岸線をなしていたが、埋め立てで海から後退している。
 本殿前に屋根があり、それが半透明の青さ。
 拝所前の門柱の上に丸石が置かれている。

拝所(いび)


 

お祭り
 一月・二月 ヤスギダミ(トゥクルダミ)、三月 竜神ニガズ(竜神ダミ)、六月 ユーダミ(豊年の願い)、九・十月 ユ^クイニガイ(願い)  



『平良綾道(アヤンツ)マップ』『平良市史』『沖縄県の地名』
2007.12.25


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