受水走水(ウキンジュハインジュ)
沖縄県南城市百名 地図

受水走水(ウキンジュハインジュ)の嶽


交通
百名の交差点から北の方へ下る。


神名
ホリスマスカキ君ガ御水御イベ

受水と手前の御穂田


由緒
説明板から。 
ここは沖縄の稲作発祥の地として伝えられている。
 『琉球国由来記』(1713年編)によれば昔、阿摩美久(アマミキヨ)がギライカナイ(海の彼方の理想国)から稲の種子を持ってきて玉城親田、高マシノシカマノ田に植え始めた。又、伝説によると昔、稲穂をくわえた鶴が暴風雨にあって新原村の「カラウカハ」という所に落ちて死んだ。種子は発芽してアマミツによって受水走水の水田(御穂田)に移植されたという。
 この地は東御廻いの拝所として霊域になっていて、旧正月の初午の日には、田植えの行事「親田御願」が行われている。
   玉城村教育委員会

走水と祭壇


 

たたずまい
 受水の石碑があり、その横に御穂田があり、その奧に受水がある。受水は水は湧きだしていないようだ。
 走水は西へ20mの場所で祭壇があり、その前の溝にはきれいな水が流れている。
 この史跡の上は深い森林がある。


 

お祭り
 旧暦一月の最初の午の日 ウェーダヌウガン(田植えはじめの儀礼)

 この時にクェーナが謡われる。
 天人が始みぬ 浦田原巡ぐやい 泉口悟やい 湧ぬ口悟やい 縦溝割い開きてい 横溝割い廻わち 畦型造て 桝ぬ型据してぃ
 (アマミキョが始めの 浦田原を巡って 泉口を悟って 湧きの口を悟って 縦溝を割り開けて 横溝を割り廻して 畦型を造って 枡の型を据えて)
 米の生産叙事詩。


参考 。『日本の神々13』『沖縄県の地名』
2007.12.23


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