平成祭礼データから
縁起(水神)謹んで按ずるに当社はもと一条猪熊に鎮座ましませる座摩巫祭神五座(生井神、福井神、綱長井神、波比伎神、阿須波神)の中
豊太閣 聚楽邸を起さるる際し(天正十五年)福井綱長井の二坐を合祀し、其の二字を取り福長大明神として当町に遷されたるものなり。
(神社記録)往古 諾冊 二神 多くの神を生み、萬物を掌るべき を分かち授け給ふ、其の中
生井、福井、綱長井、三社の神、御井の神として吾人の飲料を守護し給ふ。我国唯一無二の水神なり。
(大日本神祇史 人皇六十代醍醐天皇 御宇 今を去る千百余年前)延喜式修せらるるに及んで大いに神祇祀典の制度を明らかにせられし時、朝廷の記録に載せらるる神社三千百三十二座、其祭神に依て大、中、小の別を立て奉幣の数を定めらるや当社は実に中祀に属し奉幣の儀式最も厳かなりき。然るに時世の変遷に伴ひ、報本反始の観念衰ふると共に廃頽を来たし今や僅かに告朔のki羊も営なまざる微小の祀社の存するに至るなり矣
以上
(注)kiは食扁に氣 |