内神社
八幡市内里内1

遠景


交通
京阪八幡市駅下車 バス停内里 西へ5分 ゼンリン

祭神
山代内臣、味師内宿禰

鳥居と拝殿

由緒
 延喜式久世郡の内神社に比定される。
 中世には春日宗像神社と称したと言う。現在地の南東600m付近の古宮に大永年間(1521〜28)まで内神社があって、天正年間(1573〜92)に遷ったと伝えている。
 この付近の式内社は木津川の洪水の受けない山や小高い場所に鎮座しているが、当社は古社にしても鎮座地には疑問がある。おそらくは美濃山(内里の西南)に鎮座していたのではと、『式内社調査報告 山城』の中で西山克氏は述べている。
 祭神の味師内宿禰は武内宿禰の異母兄弟であるが、武内宿禰を陥れる嘘が盟神探湯と云う熱湯に手を突っ込んでも火傷をしないとの占いに敗れて紀氏に預けられたとされる人物とされている。

本殿

お姿
 寛保三年(1743)に建築された本殿を平成十三年から再建している。旧本殿は京都府の登録文化財として本殿よこに置かれている。一間社流造銅板葺。
 古社の雰囲気が残る社叢である。摂社として厳島神社、奇神社、稲荷神社が鎮座している。

お祭り  10月 9日 例祭

旧本殿  稲荷社
 

『京都・山城 寺院神社大事典』『式内社調査報告』

京都山城の神々

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