安志姫神社
兵庫県姫路市安富町三森平谷13 its-mo

鳥居

交通案内
姫路から山崎や関行きのバスで安志、安志東下車



祭神
安志姫命

拝殿



由緒
 成務天皇の時代(4世紀)、大和の穴師坐兵主神社から当地に勧請し祭祀したと伝えられる。『播磨国風土記』に伊和の大神が安志比売に求婚したが拒絶された。怒った大神は川上を石で堰き止めて三方の里に水を流したので、安志川(林田川)は水量の少なくなった。上流の安富町関の水尾神社の磐座として一部が残っている。地元で祭られていた女神と産鉄神の習合神。
 里の名も山守の里と言ったのを、風土記編纂の頃に安師の里と改名したと伝えている。
 当社は古くから播磨国の主要二十四社の一で、播磨国総社に合祀されている。また安志加茂神社、名坂八幡神社とともに安志谷氏神三社とされている。

 山部の地名は、朝廷直属の山林の民を言い、山の産物をおさめる特別の任務を持っていた。産物とは千種で採取された鉄。大和の山辺の穴師、播磨の山部の安志、対応している。

本殿


お姿

 山裾に鎮座、静寂の中の石段を登ると、拝殿と隣の摂社の社殿がならぶ。 本殿は下部が覆われている。雪への対策だろうか。この付近は東西に山崎断層に沿っている細長い谷であり、南北に安志川が通る。赤土が目立つ土壌で、金属採取との関連が納得できる。
 乳の宮として母乳の出を祈願する神社でもあり、乳の木が祭られている。あまり元気がなさそうな木で心配。

乳の木

お祭り

  5月15日 例祭

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