波多甕井神社
奈良県高市郡高取町羽内(ほうち)


鎮守の杜



交通案内
近鉄吉野線市尾駅 東 1km its-mo



祭神
『神社明細帳』 甕速日神
『江戸期の羽内村文書』 天照大神

鳥居



由緒
 延喜式の波多井神社とされる。
 高市郡の波多郷は檜隅郷の南と推定されており、当地に符合する。 檜隅郷は東漢氏の拠点であった、その南に波多郷があると言う事は当地に配された秦氏の一族の渡来は東漢氏より後に渡来してきたものであろう。

『日本書紀応神紀十四年』以降に弓月君の一族の渡来の話がある。葛城襲津彦が率いて帰ってくるので、 一部を葛城氏の手元に置いたのかも知れない。それが当地であったと見る事ができる。

 その彼らが祀った神社であるが故に波多なのであろう。

 また当地は高地であり、水の便が良くなかったものと思われる。神社の下方には井戸谷に大師井戸と言う清水がある。 貴重な水源だったようだ。当神社も水神を祀ったものであろう。甕井の名にそれが出ている。


社殿

お姿

 社殿は小さいが羽内の集落の奥に集落を見渡すと言うか包み込もうとするような雰囲気で鎮座、すばらしい立地である。 高取町は薬品産業が残っている。新羅渡来の「志路木薬」と言うものがあるが、明日香村の波多神社にも伝わっている。


お祭り

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